保険診療と自由診療の違いには材料や料金・治療内容の違いなどがある

>

自費診療には治療に使用する材料や治療時間に制限がない

治療の具体的な手順や時間が決められている

保険診療と自費診療では、治療内容や治療時間にも異なる点があります。
保険診療で治療する場合、治療の具体的な手順や時間が決められているため、決められた以外の治療を行うことはできません。
最新の治療方法を施せないというのが、保険診療の最大のデメリットと言えるでしょう。

一方で、自費診療で治療する場合、治療内容や治療時間が決められていないため、患者さん一人一人に対して最高の治療を施せるのがメリットになります。
例えば、虫歯により歯が一本失われたとき、保険診療ではブリッジ処置を行うことがほとんどですが、ブリッジを行うためには健康な周りの歯を少し削らなければなりません。
しかし、自費診療であれば、インプラントの処理を行えるため、周りの歯を傷つけなくても自然な仕上がりが可能なのです。
保険診療の場合、治療内容と治療時間が制限されるので、患者さんにとって最高の治療とは言えないのが欠点となります。

治療を目的とする歯科矯正は控除対象となる

自費診療の場合、保険診療と比較して治療費が高額な点がデメリットなのですが、「医療費控除」により自費診療にかかった費用を一部抑えることができます。
医療費控除とは、高額な医療費を支払った代わりにその年の所得税を減らす制度のことで、年間10万円を超える医療費に対し、一部医療費が払い戻されるというものです。
医療費控除の手続きは確定申告で行いますが、医療費の領収書をもとに作成する「医療費控除の明細書」を添付し確定申告をすると1ヶ月から2ヶ月後に還付されます。
美容を目的とする歯科治療は医療費控除の対象外なのですが、治療を目的とするインプラントや歯科矯正であれば控除の対象となるでしょう。
詳しい事については、歯科医院のスタッフもしくは税務署までご確認ください。


この記事をシェアする